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[優勝者] 小野俊之(大分)

HISTORY

平成18年10月1日(日)

『向日町競輪場開設56周年記念(GIII)レポート』 最終日編

[優勝者] 小野俊之選手(大分)
[準優勝] 前田拓也(大阪)


シリーズ2強をまとめて破った!

 地元の村上義弘、無傷の優勝を狙った海老根恵太のシリーズ2強をまとめて破ったのは小野俊之だった。九州のニュースター・北津留翼の先行に乗ると、最後は直線一気の伸びで優勝をさらう。記念Vは昨年4月の川崎以来、実に1年5か月ぶり。「村上さんの地元だし、村上さんの優勝で僕は2着でいいかなと思ってた」。小野は笑顔でレースを振り返る。

  「決勝は北津留といういい後輩がいた。北津留の強さは分かってるので、彼の力を引き出すことだけ考えていました。本当に北津留のおかげです」

  前回の一宮FIに続いての優勝。勝ち切れない時期を「精神的にレベルアップする。学びの時期」と位置づけてきた。それだけに、この優勝は小野が再びトップに君臨する大きな足がかりとなるだろう。

  「結果より過程が大事だから。でも、そこは目指すところですね。まだ踏み切れてる感覚が来てないけど、このメンバーで勝てたのは励みになる。そこが来れば面白し、別府記念をしっかり戦って全日本につなげたい」

  前々に踏んだ村上義弘だが地元Vには届かず。

  「組み立てとしては悪くなかった。あとは展開でしょ。まあ、しゃーない」

  2着には村上の動きに乗ってコースを突いた前田拓也が食い込む。

  「良い感じでコースに入ったけど、吉永(和生)とからんだ。あれがなければ分からんかったけど、しゃーないですね」

  3着にはバック九番手から海野敦男が、「伸びた? ねえ。もう九番手だったから落ち着いて走りましたよ。しゃがむ時期が長かったので、ここからジャンプしますよ」と会心の笑顔。

  完全優勝を狙った海老根恵太は硬い表情で、「道中、中団になった時点で先行と腹をくくった。
でも、北津留君に突っ張られたり、その後村上さんにしゃくられたりでタイミングがメチャクチャでしたね」。

 対照的に北津留翼は、「ホームから思いっ切り駆けたけど、結構キツかったですね。3着までには残りたかったけど、小野さんにはこれからもお世話になると思うし、優勝してくれて良かった」と笑顔でレースを振り返る。


決勝戦ダイジェスト

 スタートで村上と海老根が並んで踏み上げるも内枠有利で村上が正攻法。前田―吉永が続いて前団を占める。海老根―高木―海野の南関トリオが中団で様子見。単騎の菊地がこの後ろで、北津留―小野の九州勢が後攻めで周回が進む。

 赤板前から菊地が上昇を開始すると北津留―小野が追走する。打鐘前には北津留が菊地を叩いて主導権奪取。外から叩こうとした海老根は中団がバラけた事で中団に割り込もうとするが、村上が踏み上げて海老根は外に浮いたままとなる。北津留が全開で逃げると海老根が外併走のまま仕掛けるが、スピードに乗らず不発。村上が海老根を弾きながらバックまくりを打つも、やはりスピードは今一息。番手の小野には絶好の態勢になったが、村上不発と見るや前田、吉永が小野の内を掬い3車併走状態。しかし、小野がキッチリ締め込んでからゴール前で伸び切って優勝をさらう。2着には中割り強襲の前田。3着には内から外へ持ち出した海野が入った。

レース結果(KEIRIN.JP)


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